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日本語ツール・バーと入力の手順

この章では:

日本語入力ツール・バー

VJE for Photon (VJE) は、Photon上でキーボードから入力した文字を日本語に変換する、 日本語フロントエンド・プロセッサ(FEP)です。 VJEを起動するには、ptermウィンドウで、以下のコマンドを入力します。

vpim

コマンドライン・オプションは、以下のようなります。

-c
カラー・カーソルのかわりにブロック・カーソルを使用します。
-d
使用する辞書を指定します(デフォルト:/$(SYSNAME)/phjp/vje/vjeb.dic
-F font
デフォルトのフォントをfontで置き換えます。
-f
フォント・サイズを指定します(デフォルト:18)。
-k
キー・マップ・ファイルを指定します(デフォルト:vje.key)
-u
ブロック・カーソルの代わりにアンダーライン・カーソルを使用します (-cを上書き)。
-s server
server (ノード名またはデバイス名)から起動します。
-v
デバッグ情報を出力します。
-@ x,y
未確定文字列の初期位置をx.yに設定します。

VJEが起動されると、Photonワークスペースの中に、以下のような日本語入力ツール・バーが現れます。

モード・ステータス・ボタン

日本語入力の状態を表示します。また、ここをクリックすると、日本語の入力環境設定、動作モード・オプション、単語登録用のボタンが現れます。日本語入力がオフになっているときには、破線が示されます。日本語入力がオンになっているときは、選択されている入力モードが表示されます。詳しくは、次章入力環境の項を参照してください。


Note: [漢字]キーまたは [Alt]+[~] を押すと、日本語入力のオン・オフが切り替わります。

モード・ステータス・ボタンは、現在選されている入力環境を表示します。

例えば、

ローマ字入力、カタカナ半角入力モード、連文節変換方式が選択されています。 また、学習機能がオンになっています。

ヘルプ・ボタン

機能や操作方法が分からないときは、オンラインヘルプを使って画面上で説明を参照することができます。このボタンをクリックすると、オンライン・マニュアルがヘルプビューワに表示されます。

変換位置設定ボタン

このボタンをクリックすると、未確定文字列を「固定」または「動的」に設定します。「固定」モードのときは、未確定文字列は画面左中央に表示されます。「動的」モードのときは、カーソルがフォーカスされているウィンドウに表示されます。

クローズ・ボタン

このボタンをクリックすると、VJEを終了します。

日本語入力の手順

日本語入力は、次の手順で行います

  1. 日本語入力モードをオンに切りかえて、キーボードから入力された文字を日本語に変換することができます。
  2. 読みを入力する方法には、キーボードのアルファベットから入力する「ローマ字入力」とキーボードのかなから入力する「かな入力」があります。入力した文字は入力モードの設定に応じて表示され、未確定文字列と呼ばれます。
  3. 入力した文字を、漢字・ひらがな・カタカナまたは英数の文字に変換します。長い文を一度に変換したときでも、変換モードに応じて適切な漢字に変換します。変換中の文字は反転表示され、何度でも別の文字種に変換可能なことを表しています。
  4. 変換した文字を確定する事で変換を終了して、次の文字を入力できる状態になります。

読みを入力する

「日本語」という単語を例に入力します。

ローマ字入力のときは、「NIHONNGO」カナ入力のときは「にほんご」とキーボードから入力します。

入力文字を変換する

キーボードから入力した「にほんご」という文字を漢字に変換します。

[変換] キーを押します。

文字を確定する

漢字に変換した文字列「日本語」を確定します。

[Enter]キーを押します


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